大教のビジュアル指導とは

「興味と集中力」が最も高まるといわれている「ゴールデンエイジ」※1 とよばれる時期に、

レッスン現場において見本となるイメージ画像をタブレットを中心として活用することで、

より具体的なイメージの定着を視覚をとおして効果的に行う運動学習指導法です。

※1「ゴールデンエイジ」とは、9歳~12歳頃の時期を指し、大人顔負けの運動技術をあっという間に身につけることができる黄金の時期です。

従来の指導との違い

1.繰り返し見本を見ることができます

指導者が見せられる見本の回数は2~3回。ビジュアル指導により、練習中にいつでも、何度でも見本を見せることができるようになりました。

2.子どもたちが興味を引きやすいイラスト映像の活用

同年代をイメージしたイラスト映像を見せることで、子どもたちに等身大のイメージを持たせることができます。

3.大切なポイントで映像を止めながら説明することができます

ジャンプなどの早い動作は指導者が見本の途中で止まることはできませんでした。これからは、どんな見本でも、途中で止めて説明することができるようになりました!

4.潜らなくても水中の映像を見ることができます

潜って見ることができない子どもにも、水中での動きをやさしくわかりやすく見せることができるようになりました。

5.子どもたちに合わせたスピードで映像を見せることができます

子どもたちの理解度に合わせて映像をみせるスピードをゆっくりから実際のスピードまで変えることができ、初めての子どもにも着実なイメージ定着をはかることができます。

6.見本と実際の泳ぎの違いを動画で撮影し、その場で子どもに見せることができます

自分の泳ぎが一目で丸わかり!先生も伝えやすく、子どももわかりやすくなりました。

7.まだ習得していない泳法についてもイメージをさせることができ、子どもたちへのモチベーションを高めることが効果的にできます

まだ練習したことのない泳法や種目など、子どもたちに映像をいつでもどこでも見せることができるため、今後の目標をより明確にすることができ、意欲の向上にもつながります

推薦のことば

大教のビジュアル指導法の勧め

田澤 俊明

子どもの脳の発達には、ゴールデンエイジと言える大切な時期があります。 生命維持にかかわる脳幹の神経細胞のミエリン形成は出生時に完成していますが、大脳半球新皮質のニューロンの発達は出生時から始まり、生後3ヶ月までに視覚、聴覚、触覚が発達し、次いで体性感覚と運動ニューロンの発達が起こり、6歳頃までに基本的動作ができるようになります。

発達する時期には個人差がありますが、ゴールデンエイジは9歳から12歳頃までといわれ、運動技能の習得はこの時期が最も効率的だといわれます。筋力や持久力が充実するのはその後です。

このゴールデンエイジとその前の時期プレゴールデンエイジ(5歳から8歳頃)に子どもの感覚刺激と自主的なイメージトレーニングにビジュアル指導法は大いに役立つものと期待できます。

新都心たざわクリニック院長

日本脳神経外科学会評議員・専門医

日本脳卒中学会評議員・専門医

日本脳ドック学会評議員

日本体育協会公認スポーツドクター

著書に、

『なぜ水泳と温泉は脳によいのか』(主婦の友社)

『脳は死ぬまで進化する』(主婦の友社)など。

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